70:東多久交流プラザ

所在地︰佐賀県多久市東多久町大字別府5330-2
作家名︰たのち×ogawa sakura
たのち instagram:https://www.instagram.com/tanochi2022/
ogawa sakura instagram:https://www.instagram.com/ogawa_sa.kura/
制作期間:令和 7年 9月 11日(木)~ 9月 17日(水)
サイズ: 約 幅 6.2m× 高さ 3.2 m+幅 9.0m×高さ 3.2m( 計 約32.04平方メートル)
塗料協賛:HAPPY PAINT PROJECT(日本ペイント) https://www.nipponpaint.co.jp/csr/

作品名:東多久わくわくゲート2





作品紹介:

東多久駅周辺エリアは令和7年度から伸長した新エリアで「多久ネクストステージ」と題して、「希望」や「未来」をテーマに制作していただいている。
今回駅前のこちらの公衆トイレとお隣の交流プラザ一体をゾーンとしたときに、毎日唐津線に乗って通勤・通学する方や列車で移動される方が待ち時間をわくわくしながら待っていただけるような空間を創り上げていただきたいということで、子どもから大人までがアートで戦う新しい文化を作る―をコンセプトにアートバトルイベント「筆ロック」を主宰するペン画家のたのちさんと「自然と共存した姿が物語を感じさせる作風の画家ogawa sakura さんに彩っていただいた。

今回エリアコンセプトをお伝えしたうえでお二人からはモチーフとして、絶滅危惧種の動物である「ニホンジカ」を交流プラザに、そして公衆トイレには「アオウミガメ」をたのちさんに描いていただき、東多久にゆかりのある農業からちなんだ特産物や東多久出身の偉人”志田林三郎”さんの電気工学の要素を織り交ぜ、ogawa sakuraさんがカラーリングしていただくことで、駅までの導線で隣り合う2つの施設をゲートを潜り抜け、別世界に誘われるかのようです。

交流プラザでは美しい緑が映える自然や志田林三郎さんが開発した電球や東多久の納所地区の特産品”びわ”などを、ogawa sakuraさんが描き、擬人化したシカたちが読書やスマホ、新聞を見ていたかと思えば、曲芸のようなポーズを撮るなどコミカルな作品に仕上がりました。

また、この建物の看板が長年の風化していたことを地域の方からご相談があり、急遽最終日の夕方でお疲れのところ、もう人肌脱いでくださり、お二人の持ち味が活かされた世界に一つだけのアート看板に生まれ変わりました。書体は元の字を書かれた方の味を活かしてくださり、「さすがプロのお仕事だ」と地域の方からも感激のお言葉を頂きました。
約1週間の滞在の中でコミカルな動物たちが煩悩の数と同じく108体描かれました。制作期間中は雨が降ったかと思えば、日差しがかなり照り付ける異常気象の9月となり、過酷な環境ではありましたが、お二人がそれぞれ絵を描かれるときのイキイキ感やワクワク感が作品にも昇華されたのではないでしょうか。

ぜひお隣の東多久駅トイレの「東多久わくわくゲート1」とあわせてお楽しみください。

たのち×ogawa sakura ―プロフィール

【たのち】漫画家出身でライブペインティングイベント主催も手掛ける、デジタル・アナログ二刀流 ペン画家
小学館スピリッツで漫画家デビュー後、路上で似顔絵などの絵を売り始め、現在ライブペイント、YOUTUBE/ 広告漫画、ミューラルアート(壁画)制作、各種イベントへ出展。アナログ・デジタル双方で動物や街の絵の他、人物をモチーフに制作。即興アートバトルイベント筆ロックというアートの大会を主催し、テレビ、新聞、ラジオ各種メディアに取り上げられ継続中。全日本漫画選手権2位。ちばてつや賞奨励賞。バーニングマン2017へ参加。2024年に続き、2作品目の参加。

【ogawa sakura】作業療法士×画家の二足のわらじアーティスト
1986年、千葉県出身。作業療法士として成人、小児のリハビリに携わる。画家の夢を再熱させ、2023年に独立。現在は専業画家として、百貨店やイベントなどでライブペイント、展示を行う。地域の保育園へアート講師として巡回や、お店や企業から壁画制作の依頼を受ける。
「自然との共存」をテーマに動植物の自然と一体化した姿を表現、物語を感じさせる作風が魅力。

■Special Thanks
東多久商連のみなさん、多久市商工観光課の皆さん

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東多久駅トイレ – たのち×ogawa sakura