60:中田酒店
所在地︰佐賀県多久市北多久町小侍5824番地 JR多久駅南口駅前ロータリー直進徒歩6分
作家名︰KONIROW(コニロー)×Enter(エンター) by OT29(おたふく) from 京都府
KONIROW instagram:https://www.instagram.com/konirow/
Enter instagram:https://www.instagram.com/ot29enter/
制作期間:令和 6年 12月 8 日(日)∼16日(月)
サイズ: 幅 約 幅20.6× 高さ2.0m+約 幅3.6× 高さ3.2m×2面(計 約64.64平方メートル)
塗料協賛:HAPPY PAINT PROJECT(日本ペイント) https://www.nipponpaint.co.jp/csr/
作品名:お多福
作品紹介:昭和48年創業で約半世紀に渡って、地元の飲食店などへのお酒を卸し、店舗では佐賀県内外のお酒を数多く取り扱う地域で長年愛されている酒店さん。
台風で屋根に取り付けてあった看板を取り外すことになり、せっかくなので作品を制作してほしいとオファーを頂き、倉庫のシャッターにも制作させていただきました。
今回は、ともに京都出身でアーティスト集団「OT29(おたふく)」として長年制作活動をともにされてきた、KONIROWさんとEnterさん。
当初は、お酒の原材料である稲穂を中心と流れるようなラフ案を提示していただいておりましたが、”超現場主義”であるおふたりは来佐後に現地を観たり、多久聖廟などを訪れ、地域の方々とお会いする中で発想が膨らみ、シャッターには日本酒造りでは欠かせない「杉玉」をモチーフに家紋や幾何学模様をあしらったデザインに、屋根には伊万里焼のデザインを踏襲した「松竹梅」や太陽、満月などを蒔絵のように左から右へ流れるような作品として、作画していただきました。
期間中雨風、そして寒さに悩まされることも多かったのですが、お二人の息のあった連携によって、9日間かけて完成しました。
年明け以降にはライトアップも予定されており、地域の方からも早くも愛される作品として、定着していきそうです。
KONIROW(コニロー)×Enter(エンター) by OT29(おたふく) ―プロフィール ※写真左からKONIROW、右側がEnter
KONIROW(コニロー):1983年式/京都産。超現場主義ライブペイント集団”OT29″での活動を経て、現在も京都を中心に日本各地をはじめ、アジア、ヨーロッパ、アメリカに渡り、ライブペイントや壁画製作、展覧会での作品発表など数々のプロジェクトにも参加している。2020年にはクラフトシリーズ”NOROSE”を開始。新たな表現を求め創造の道を歩いている。
Enter(エンター):1980年京都府生まれ。描く絵は、和のリズム・日本の陰影を活かした奥ゆかしさ、昭和初期の絵遊びを中心とした、NEO浮世絵として表現した形である。その表現方法は建築物にフォーカスし、建物の持つ魅力や環境に応じた壁画を制作しつづけている。