77:佐賀県立多久高等学校
所在地︰佐賀県多久市北多久町大字小侍23 佐賀県立多久高等学校 事務棟
作家名︰まつなが みさと from 佐賀県有田町
∟instagram:https://www.instagram.com/toranchi_misa/
制作期間:令和 8年 1月21日(土)~ 2月 22日(日) 8日間
サイズ: 幅 約12.0 m × 高さ 6.5 m(約 78.0平方メートル)
作品名:日進月歩

作品紹介:
佐賀県が誇る、伝統工芸品“有田焼”の絵師として、古より伝わる有田焼の文様や絵柄の可能性、そして職人としての領域を超えていきたいという熱い想いをこめて、有田町出身の作家のまつながさんが制作された作品。陶祖李参平窯の14代目の絵師でもありながら、有田青蓮高等学院で美術系支援員として活動され、今回は娘さんと一緒に佐賀県立多久高等学校(以下多久高校)の壁画に挑戦されました。
多久高校には4つの教育系統がある総合学科の公立校。九州最大級のクライミング施設「九州クライミングベースSAGA」が敷地内にあり、世界で活躍する生徒も多数輩出しています。今回はその4系統のカラーをベースに、ボルダリングのホールドモチーフとともにデザインしていただきました。
まず、商業系列の象徴「青」には有田焼の伝統柄「青海波」や通年流通されている“菊”をモチーフに、商業を学ぶことで、情報や流れ・動きを読み解き、〈商い〉の学び続けてほしい想いが込められています。次いで、日本のものづくりを担う工業系列の象徴「赤」には登り窯から連想された炎が熱意を描き出し、紅葉と歯車をモチーフに躍動感があふれるタッチで描かれています。そして、健康福祉系列の象徴「黄」には、大きな牡丹の真ん中には両手を合掌のように描かれ、対等に人と人とが横につながり合っていくことで優しさや柔らかさを表現されました。最後に、人文科学系列の象徴「緑」には、「四つ目」をモチーフに見守り、支え合いながら未来を見据え、学びを深めていく生徒たち。そして桜はあえて、若葉カラーで描きフレッシュな気持ちと入学や卒業という物事のはじまりを楽しんでほしい―新たな門出に立つ生徒たちを優しく見守る作品となりました。
まつながさんからは「絵具を握りしめて1本1本線をひきながら、子どもたちの日々の成長を願って描いていきました。学校生活や門出を見守る背景として「日進月歩」を楽しんでいただけたら嬉しいです。」とコメントいただきました。
今回の制作にあたり、お世話になった佐賀県立多久高等学校の大島校長先生、陶山事務長をはじめご関係者さまには御礼申し上げます。

有田焼ねこ作家とらんち まつながみさと ―プロフィール
有田焼絵付け師としても活躍するアーティスト

生まれ育った佐賀県有田町の伝統柄や技術を使って、陶磁器だけの分野に留まらない「見えないもの✕笑顔✕有田焼 をクリエイトする作家」を目指す。アーティストとして表現するだけでなく、そこに関わる人やすれ違う人から自然と笑顔がこぼれるような「見る人に寄り添う作品」を生み出していきたいと考え、作品を世に送り出している。
