所在地:北多久町小侍703-21
作家名:冨永ボンド(多久)
壁画題名:The Unique of Human 2015
壁画サイズ: 幅6メートル×高5メートル
使用画材:木工用ボンド+ネオカラー
WEB:https://www.bondgraphics.com/
2014年7月に開店した、木工用ボンドで画を描く画家「冨永ボンド」のアトリエ「Art studio ボンドバ」の横壁面。ボンドグラフィックスの概念に基づいた本作は、人と人のつながりをテーマに一年に一度だけ描かれる大作「The Unique of Human」の2014年のもので、一年の期間を経て少しずつ描かれ本年(2016年3月)遂に完成した。黒の立体的な線には通常「黒く染めた木工用ボンド」が画材として使用されるが、屋外設置のために今回は耐熱・耐水性のある特殊な黒いシリコンコーキングが使用された。
木工用ボンドを使って描く画家。創作テーマ「つなぐ(接着する)」に基づき、即興絵画パフォーマンスや大型商業施設の壁画創作、医療とアートをつなぐアートセラピーなど幅広い分野で活躍中。画のモチーフは”人間”。黒い立体的なラインが特徴の通称「ボンドアート」と呼ばれる独自の画法は、2014年ニューヨークで開催された世界最大級のアートフェス「ART EXPO NEW YORK 2014」でも評価され、SOHOのギャラリーとアーティスト契約を交わした。2016年にはパリのアートフェスに単独ブース出展予定。医療の分野では、認知症・精神障がい・発達障がい・知的障がい・自閉症等の就労支援施設やグループホームに出張して行う独自の「ボンドアートセラピー体験会」の開催や「脳とアートについての研究」などに取り組み、アートと医療のつなぐことで生まれる生活の豊かさや、アートをつくる”作業”の楽しみや大切さを追求している。
夢は、世界一影響力のある画家になって医療や福祉の分野を支援すること。