⑨ 居酒屋心(看板)
所在地:佐賀県多久市北多久町大字小侍651-3
作家名:冨永ボンド(多久)
WEB:http://www.bondgraphics.com/
国道沿いの大きな交差点角に佇む居酒屋心の入り口上。多久市で一番交通量の多いであろう交差点に、過去最大サイズの「RING」が出現した。RINGとは、冨永ボンドの掲げるボンドグラフィックスの概念に基づいた作品の創作カテゴリのひとつのことで、人の輪のつながりを意味した抽象画だ。居酒屋心のマスターと奥さんはとても気さくで、一度飲みに行っただけで誰もが楽しく元気に仲良くなれる親しみやすさがあり、そんなお店の温かい特徴を反映したまさしく心の上に出来た人の輪を示す巨大なコンセプチュアルアート看板である。
木工用ボンドを使って描く画家。創作テーマ「つなぐ(接着する)」に基づき、即興絵画パフォーマンスや大型商業施設の壁画創作、医療とアートをつなぐアートセラピーなど幅広い分野で活躍中。画のモチーフは”人間”。黒い立体的なラインが特徴の通称「ボンドアート」と呼ばれる独自の画法は、2014年ニューヨークで開催された世界最大級のアートフェス「ART EXPO NEW YORK 2014」でも評価され、SOHOのギャラリーとアーティスト契約を交わした。2016年にはパリのアートフェスに単独ブース出展予定。医療の分野では、認知症・精神障がい・発達障がい・知的障がい・自閉症等の就労支援施設やグループホームに出張して行う独自の「ボンドアートセラピー体験会」の開催や「脳とアートについての研究」などに取り組み、アートと医療のつなぐことで生まれる生活の豊かさや、アートをつくる”作業”の楽しみや大切さを追求している。夢は、世界一影響力のある画家になって医療や福祉の分野を支援すること。