⑨ 居酒屋心(看板)
所在地:佐賀県多久市北多久町大字小侍651-3 居酒屋心看板
作家名:冨永ボンド(多久)
instagram:https://www.instagram.com/bondgraphics/
WEB:http://www.bondgraphics.com/
制作年:平成28年 2016年、令和6年 2024年修繕
サイズ:幅 約4.70 × 高さ 1.820 m( 約 8.554 平方メートル)
作品名:第8章 MIND(令和5年度/2024年修繕)


作品紹介(2024年):
国道沿い、多久市中心市街地の入り口である浦山交差点に冨永ボンドさんが2016年制作された「居酒屋 心」さんの看板が経年劣化によりかなり傷んでしまったため、新たに書き換えを実施。
今回は2024年5月に実施したJRウォーキングイベントと連動し、参加者は別のライブペイント作品に参加しながら、その傍らで新作として制作。
ボンドさんの作品の中でもグッズなどで人気の高い「第8章 MIND」シリーズは、パワフルで力強い作品に仕上がりで、交差点に閃光が走り、街の明かりとなるようなシンボリックな作品に。
ぜひ、Art studio ボンドバ・ボンドアートストアに立ち寄った際にこの作品もご覧ください。
作品名:第6章 RING(平成28年度制作)
作品紹介(2016年):
国道沿いの大きな交差点角に佇む居酒屋心の入り口上。多久市で一番交通量の多いであろう交差点に、過去最大サイズの「RING」が出現した。RINGとは、冨永ボンドの掲げるボンドグラフィックスの概念に基づいた作品の創作カテゴリのひとつのことで、人の輪のつながりを意味した抽象画だ。居酒屋心のマスターと奥さんはとても気さくで、一度飲みに行っただけで誰もが楽しく元気に仲良くなれる親しみやすさがあり、そんなお店の温かい特徴を反映したまさしく心の上に出来た人の輪を示す巨大なコンセプチュアルアート看板である。
2017年制作当時の完成作品
2024年修繕前の写真
冨永ボンド―プロフィール

世界で唯一、ボンドを使って絵を描く画家。1983年生。福岡市出身、佐賀県多久市在住。創作テーマは「ツナガリ(BOND)」。ライブアート創作を通して、人と人・人とアートをつなぎ、自由に楽しみながら絵を描く作業の大切さをより多くの人に伝えることを作家活動の目的とする。-幼少期から絵を描くことや部屋の模様替えを好み、高校でプログラミングを学んだ後、2002年に福岡デザイン専門学校・家具デザイン専攻に進学。家具メーカー開発部に勤務したのち、グラフィックデザイナーに転身。HIPHOPに魅了された20代は、クラブイベントのフライヤーやCDジャケットの制作に明け暮れた。-2009年8月1日、福岡親不孝通りの音楽イベントに出演した際、公開創作(ライブペイント)スタイルでボンドを使って初めて絵を描き、アーティスト「冨永ボンド」と名乗り始める。色と色をつなぐ、黒く光る立体的な線のマチエール(絵肌)が特徴的な独自の画法を「ボンドアート(登録商標)」と名付け、小中高の教育機関・地域イベント・音楽イベント・障害者施設や病院などに赴きボンドアート創作ワークショップを実施。自由度が高く成功体験に繫がりやすい創作プロセスと創作手順のシンプルさが人気となり、過去20,000人以上がボンドアートで作品を創った。作業療法士の妻と結婚した後は、医療福祉系大学等と連携し、主に芸術療法・作業療法の分野において、絵画の創作プロセスが人に与える影響等の研究にも携わる。-2014年、佐賀県多久市の中心市街地に、カフェ・BAR・ギャラリー・ストア・アトリエがある広さ500坪の活動拠点「Art studioボンドバ」を創設。過疎地域活性化事業「多久市ウォールアートプロジェクト」の主宰も務め、アートを目掛けた市外県外からの集客による町の賑わいづくりにも尽力。-2014年~2016年は海外進出を目標に、世界最大級のアートフェア「Art Expo NEW YORK」や、パリのルーブル美術館に併設する施設カルーゼル・ド・ルーブルで開催された「Art shopping」に独自ブースを出展。高い評価を受け、現地ギャラリーと作家契約を果たす。-2019年、アートを主とした事業を通して医療福祉の分野と地域社会への貢献を企業理念とする株式会社ボンドグラフィックスを設立。NBCラジオ佐賀長崎のクリエイター系冠番組「冨永ボンドのRADIOボンドバ」毎週金曜21時放送中。キーフレーズは「アートに失敗はない!」